この事例の依頼主
70代 女性
相談前の状況
70代女性からの相談でした。息子さん名義の自宅に同居していらっしゃいましたが、息子さんの収入がなくなっため、息子さんに代わって毎月の住宅ローンを支払っていました。その支払いをするために、毎日朝早くから働いていらっしゃいましたが、体力的に仕事を続けるのが難しくなり、住宅ローンの支払いができなくなると予想されていました。
解決への流れ
相談者の方は、息子さんの住宅ローンの保証人となっていたため、破産の申立てを行うことになりました。自宅は競売にかかってしまいましたが、その手続が終了するまでは住み続けることができたので、その間に引越先の住居を準備されました。破産後は、高額な住宅ローンを払う必要がなくなったため、仕事を減らすことができました。少しのパート収入と年金で十分に生活できるようになりました。また、破産の準備をすすめている際に、高額の過払金があることが判明し、ある程度相談者の方の手元に残すことができたというおまけもありました。
もっと早くに相談してくださっていたら、いずれ手放さなければならなくなる自宅の住宅ローンを、無理をして支払う必要はなかったかもしれません。借金の問題は、できるだけ早く整理されることをお勧めします。