この事例の依頼主
20代 女性
相談前の状況
依頼者である妻は有責配偶者であり、当方から離婚を求めている。相手方である夫は離婚に応じない態度であった。
解決への流れ
相手方の両親も巻き込んで解決を図った。財産分与等について、全面的にこちらが譲歩し、交渉の材料を増やした。その結果、依頼者の希望が早期離婚の獲得であったところ、200万円の解決金を支払う代わりに、受任から3か月強での協議離婚を実現した。
20代 女性
依頼者である妻は有責配偶者であり、当方から離婚を求めている。相手方である夫は離婚に応じない態度であった。
相手方の両親も巻き込んで解決を図った。財産分与等について、全面的にこちらが譲歩し、交渉の材料を増やした。その結果、依頼者の希望が早期離婚の獲得であったところ、200万円の解決金を支払う代わりに、受任から3か月強での協議離婚を実現した。
若い夫婦であったため,義両親も巻き込んで交渉を重ねた。早期離婚を目指し、相手方が検討するに足る解決金(200万円)を示したことにより、有責性も含めて一挙解決の土俵に乗せることができた。依頼者が何を求めているのかを的確に捉え、場合によっては思い切りのよい提案をすることがポイントである。最大限譲歩する姿勢を示したことにより、後に相手方を納得させる材料を増やすことができたものと考えられる。最後は、両親や相手方自身の経歴や背景への敬意を表し、英断を迫る形にして、心理的に当方の提案に応じることのできる条件を整えた。相手方自身の経歴等からその性格、価値観を読み解き、条件に応じるにしても一応納得できる理由が必要であろうと判断したことが功を奏したのではないか。依頼者と意識を共有し、迅速に協働して最善手を打ち続けることに留意した。