犯罪・刑事事件の解決事例
#不倫・浮気 . #慰謝料

ノラリクラリと不貞行為をごまかす相手方女性の給与を差し押さえた事案

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鈴木 祥平 弁護士が解決
所属事務所みずがき綜合法律事務所
所在地東京都 新宿区

この事例の依頼主

40代 女性

相談前の状況

依頼者のXさんは、夫のYさんと結婚して12年目でした。子供にも恵まれ、二人の間には、2人の息子がいました。ある時から夫のYさんの振る舞いが不自然に感じ始めて、女性の影を感じたことから、携帯電話を見たところ、携帯電話のアプリで知り合ったWさんと頻繁に連絡を取り合い、実際に会ってもいることが発覚しました。あまりにも頻繁に会っているようなやり取りであったため、XさんがYさんを追及したところ、最初はノラリクラリとごまかしていましたが、素直に不貞行為を認めました。その後、夫が不貞をしていたということから夫婦間の仲がぎくしゃくするようになってしまいました。依頼者のXさんは相手方に対して慰謝料請求をしたいと考えるようになり当職のところに相談にやってきました。

解決への流れ

相談に来たXさんが持ってきた携帯電話のアプリのやり取りのメールを当職が確認したところ、夫のYさんとWさんは長期間に渡り、複数回不貞の関係をもっていたことが判明しました。このことから、Xさんの被った精神的苦痛は甚大なものであると判断をしました。まず、当職は、Wさんに対して内容証明郵便で慰謝料の請求を求めることにしましたが、Wさんは、内容証明を受け取っても何らの反応を示しませんでした。電話番号を調査し、直接当職から連絡を取りましたが、不貞行為を認めたものの、慰謝料を支払いたくないということに終始いたしました。そこで、当職は、交渉で話しを継続しても埒が空かないと考え、訴訟を提起してWさんに慰謝料を支払ってもらうことにしました。訴訟を提起しても、Wさんは、訴状を受け取っても、裁判に出席することはありませんでした。訴訟に出席しなかったので、欠席判決が出されて、Xさんの請求が全面的に認められることになりました。結果250万円の支払いを認める判決を得ることができました。

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鈴木 祥平 弁護士からのコメント

相手方のWさんは、法的措置を甘く見ていたようです。ずっと無視を決め込んでおけばいつの間にか話しは無かったことになるのではないかという甘い考え方をもっていたようです。Wさんが行ったことは立派なXさんに対する不法行為ですから、相手方のひどい対応を是正させるためにも、粛々と法的手続きを進めて、相手方が応じるまで1つ1つ手続きを重ねていきました。給与を差し押さえられて事が会社の人にまで知れ渡る段階になってやっと素直に支払いに応じることになりました。