この事例の依頼主
30代 男性
相談前の状況
大麻を所持していた事は認めるが、営利目的での所持ではなく、譲渡もしていないので、無実を証明してほしい。
解決への流れ
否認して仮に有罪となってしまった場合の刑の不利益について十分な説明をしたうえで、それでも真実を争うという強い意志を持っていたため全面的に否認する方針に決めました。定期的に接見に行き、意に沿わない自白などさせられないよう勇気付けたり被疑者ノートを渡して納得のいかない取り調べ態様について記録を残しておくようアドアイスをした結果、不起訴処分となりました。
営利目的譲渡に関する捜査機関の手持ち証拠を想定した結果、第三者の供述しかないであろうという結論に至ったので、黙秘をして自白調書を作成させなければ不起訴になると考え、想定通りに不起訴となりました。黙秘を続けると取り調べ態様も厳しくなることが多々あります。不当な取り調べに屈してしまわないよう出来る限り多く面会をして適切なアドバイスを続けたことが功を奏しました。