2025/11/19

委任の任意解除

Aは、自己の所有する建物（甲）について賃貸借契約（以下、「本件賃貸借契約」という）をBとの間で締結した。本件賃貸借契約においては、賃貸借期間は5年間（ただし、当事者の合意により更新することができる）、賃料...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

請負における契約不適合責任

各地でスポーツクラブを経営するA会社は、新たに甲市に進出することを決定して、同市内に土地を確保したうえで、B建設会社との間で、建築物の設計・施工につき、請負代金額、工期等を定め、ある建築工事請負契約を締�...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

賃貸借契約の終了―信頼関係破壊の法理

2006年5月、Aは、期間を定めないで、甲建物をBに月25万円で賃貸したが、甲建物の賃料は、指定の口座から2018年12月以降は振込みがなかった。 ところが、12月は、2021年1月分から同年8月分までの賃料合計96万円（月額12万円の�...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

サブリースと賃料増減額請求権

Z市在住のAは複数の不動産を所有する資産家であり、1989年頃、Z市の郊外に所有する甲土地を有効活用したいと考えて、Bから、Bが同市内で営業するスーパーマーケットの賃貸借契約を締結した。Bは、甲土地の南東部分の2階�...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

賃貸目的物の所有権の譲渡

は、A所有の土地（以下、「本件土地」という）を、2001年5月、建物の所有目的で期間を30年として普通建物で賃借し、翌年5月に木造3階建ての家屋（以下、「本件建物」という）を建築し、Bの子Dとともに本件建物に入居した...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

転貸借

Aは、所有する甲土地に地下1階・地上5階建ての乙ビルを建築し、親族が経営するB会社（以下、「B」という）との間で、乙ビル1棟を賃料月額700万円（毎月末日に翌月分前払い）、2020年10月5日から10年間賃貸する旨の賃貸借契...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

売買目的物の種類・品質に関する契約不適合責任

小規模なワイナリーながら自らの高いワインを生産することで知られているXは、ワインの貯蔵庫を増やすにあたり、Yから、「高いワインの10本組」の趣味が好きなもので、彼が十分に親しんでいる特級のヴィンテージワイ�...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

数量不足を原因とする責任

Aは、自己の所有する土地にAの費用で建物を建設するのに適当な土地を探していた。不動産業者Bは、P市役所に勤務する自己の友人C（以下、「本件土地」という）をAに紹介した。Aは、Cとの間で本件土地の売買契約（以下、�...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

他人物売買

Xは、4月15日に、Yとの間で、当時Aの所有であった土地（以下、「本件土地」という）を、代金2000万円で買い受ける旨の契約を締結し、即日内金として500万円を支払った。当時、YはAから本件土地を賃借中であったが、Aが相�...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

売買の危険負担

Bは、2010年6月1日から別荘地30区全てを所有する土地を賃借し、その地上に木造建物を所有して住んでいた。その後、Bが2022年2月に急逝したため、Bの一人息子であるCがBを単独で相続したが、CはB自身の仕事の都合でこの建物�...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

解除と原状回復・損害賠償

Aは、建設用機械の賃貸業を営み、そのための建設用機械を数か所所有している。Aは、2021年4月2日に、そのうちのフォークリフト1台(以下、「甲」という)の保管を、月額保管料5万円でBに依頼し、甲を引き渡した。その後、A�...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。

2025/11/19

解除の要件

不動産売買をめぐるXとYの間の話である。XとYの間で、Yが所有する甲土地および同土地上にYが建築中の乙建物を代金1億円で買う旨の契約を締結した(本件契約)。本件契約には、YがXに乙建物を引き渡す(本件契約7条参照)に先�...

出典: 千葉恵美子・潮見佳男・片山直也編者『Law Practice 民法Ⅱ【債権編】〔第5版〕』 | 商事法務、2022年10月15日、ISBN978-4-7857-2992-9。